【投資初心者向け】知識ゼロからわかる株式投資!実際に取引を始めるまでの流れについて

投資

いわゆる”トレード”自体が初めての場合、本当に何から始めてよいのかわからないんですよね。
リスクがどうだの、テクニカル知識が必要だのなんだの、ウェブ上であれこれ調べてみるはいいものの、でも結局よくわからない。お金を増やしたいけれど、減らしたくはないからどうしても失敗したくない。準備したいけれど何から始めてよいかわからない。

実際に2年前の私自身がそうでした。

今回はそんな人向けに、私の実際の経験をもとに「知識ゼロから始める場合の株取引までの流れ」を書いた記事になります。

【初心者向け】ゼロからわかる!実際に株式投資を始めるまでの手順

①余剰資金の調達:目安5万~100万円 

まずは余剰資金の調達です!
くれぐれも生活防衛費は残すようにしてくださいね。

金額は、一か月で10万円とかを稼ぎたいのなら100万円くらいはあると良いです。
私の場合はそんなに手持ちが無かったので最初は30万円から始めました。

でも別に5万円とか10万円でもできるっちゃできます(ソフトバンクなどの株は買えないですが、個人的には低価格帯の小型株もしっかり勉強すればむしろ大逆転的に勝ちやすいと思っています)。
というか、そもそも初めから勝てる人なんて一部だと思うので最初の金額は少なくても良いです。学習しながら徐々に資金投入していきましょう。
今ある資金は置いておいて、投資を始めてみようというその気持ちが大事なんで。

ただ、何度も言いますが、半分とか、最悪ゼロになっても良いと思える金額を用意してください。

②ネット証券会社の口座を開設する

次にネット証券会社の口座開設です。

開設申請をした後に審査や住所確認があり、すぐに取引ができるわけではないです。そのため、先に口座開設申請をしてから勉強に取りかかる方が効率が良いです。

「何もわからないけど開設していいの?」といった疑問が沸くかと思いますが大丈夫です。
開設すること自体にはデメリットもリスクもなく、クレジットカードのように複数開設したからと言って信用情報的な問題もありません。
(それでもいきなりはちょっと…という場合は次に紹介する入門書を読んで納得してから開設する形でも構いません)

開設する証券会社は、最初は下記の大手ネット証券会社だけで十分です。あとは実際に取引を始めてから好みに応じて増やしていけばよいので。

楽天証券
SBI証券

まずはひとつだけでいいや、という場合は楽天証券の方がアプリが使いやすいです。
SBIは手数料が安いメリットがあるのですが、損益評価額(後々わかるようになります)がちょっと見にくいんですよね。

③株式投資の入門書を2~3冊読む(基礎知識の習得)

口座開設の申請を終えたら、入門書を2~3冊読みます。
但し、ここで過度に何か高度な知識を得ようとしなくて構いません。難しいところは適当に流しつつ目を通すくらいで大丈夫です。「トレード」といわれる取引の仕組みや、株式投資というものの大枠をつかんでいきます。

ポイント
・図書館利用でもよいのでウェブではなく書籍での学習がおすすめ
・1冊だけだと情報に偏りがある可能性があるため心配性の人は2~3冊読むとベスト

ブログなどのウェブサイトでも情報はありますが、私は書籍で学習しました。
書籍の筆者はそのコンテンツ内容で対価(印税)を得るのに対して、ウェブサイトの場合はその記事自体が広告的な収益システムである場合が多いためです。何もわからない状態で広告を参考にするよりは、書籍の方が安全だよねって話です。

もちろん、初期段階を終えて書かれている内容の見極めができるようになってきたら、ブログやnote等で勉強をしてかまいません。中にはちゃんとしているものもありますからね。

私はこちらの本で勉強しました↓

入門書の内容にあまり大差はないので、他の書籍でも構いません。
信頼に重きを置くなら、パンローリング社やダイヤモンド社から出ているものが鉄板ですかね。

入門指南書ではありませんが、坂本タクマの「パチンコトレーダー」も面白く読めて株式取引のイメージが沸きました。

時間もお金も惜しいという人はアマゾンが提供しているKindle Unlimitedの一か月無料読み放題を使うのも良いと思います。※Kindle専用端末がなくてもスマホで読めます
トレーダー界隈で有名な『賢明なる投資家』や『マーケットの魔術師』等が読めるため、私は中期の勉強に利用していました。今は株式投資入門書もいくつか出ています。

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④シミュレーションアプリの活用

私はいきなり取引するのが怖かったのでシミュレーションアプリで練習してから実トレに臨みました。
慎重派の人は踏んでおいても良いかなという程度のステップです。
実取引とは異なる部分もあるので早く取引がしたくてたまらないというポジティブ思考の人は飛ばして構いません。

現在は模擬で株取引の練習をすることができるアプリが出ています。
卓上の知識を得ても、いざ実際の取引をするとなると些細な不明点が多かったため、私は「トレダビ」というアプリを使って2週間くらい練習をしました。

約定までに20分かかるためスキャルピング等の細かい練習はできませんが、入金額に応じた日々の値動き感を掴むという点では役に立ったかなと思います。

株取引シミュレーションゲーム-トレダビ

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⑤マイルールを決める

株式投資の大枠が掴めたら、トレードをする上でのマイルールを大まかに決めてみましょう。

具体的には、

・トレードスタイルと手法を決める
・利確と損切のルールを決める

まずこの2点だけでも決めましょう。
面倒に思えるかもしれませんが、資金を減らしたくなければ絶対にやっておいた方が良いステップです。

長期目線で成長株を買うのか?スイングトレードで取っていくのか?何を基準にエントリーするのか?…

自分の生活から取引スタイルを想定して、まずは仮で構わないので一度作成してみましょう。
実際にルールに即したトレードを実行してみて「ちょっと違うな…」と思ったら、適宜修正していけばOKです。気負い過ぎなくて構いません。

ルール作りについては、こちらの本が参考になりました。

メインは「鞘取り」という手法の内容になっていますが、株式投資における期待値の考え方や、勝つための思考方法について詳しく記載があり良書でした。

⑥実際に取引を行う

①~⑤の準備を終えたら、証券口座に入金をして実際に取引を行います。

楽天証券かSBI証券であれば両者ともスマホアプリが出ているので、外出中も取引できるようにダウンロードしておくと良いでしょう。
実際にエントリーしてポジションを持つと最初はソワソワしますが、徐々に慣れてくるかと思います。

⑦トレード日誌を付ける&マイルールの更新

実トレを始めたら、必ずトレード日誌を付けるようにしましょう。
継続が大切なのであまり面倒なことはしなくてよいですが、

・エントリー地点と利確(損切)地点
・エントリーの根拠と利確の根拠

上記は振り返りの際に必要なので必ずメモを取っておくようにしましょう。

手書きノートでも良いのですが、私は「Kaview(カビュウ)」というアプリを使っています。
チャート上に取引履歴も表示してくれるので、こちらのエントリー・イグジット部分のキャプチャをevernoteに張り付けて簡単なメモを取るだけでいつでも見返すことができて便利です。

カビュウ - 株式投資管理・分析アプリ

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また、⑤で決めたマイルールについても、日々取引をする中で適宜アップデートしていきましょう。

実際に株式取引を始めるまでの流れ:補足事項

手法を決めあぐねている人へ

そうはいってもどんな手法を使ったらよいのかわからない!自分で考えるなんて無理!という人向けに、私が読んだ中でわかりやすかった本を紹介しておきますね。以下で紹介する本はどれも具体的なルールを載せてくれているため、そのままトレードルールに適用できる内容になっています。

スイングトレード・少額資金の人向け

スイングトレード・ある程度資金に余裕がある人向け

中長期トレード向け

本格的にテクニカル分析を極めたいなら為替(FX)で勉強するのもアリ※筆者の場合

あくまで筆者の体験に基づく話になります。

初期のころ、恥ずかしながら良くわからいまま”雰囲気”で株取引を行っていました。小型株中心に何とか利益を出せるようになったものの、毎月お小遣い程度(1~3万円)にとどまるような中で、次第に一度本格的にテクニカルの勉強をしたいと思うようになりました。

ただ、体系的な勉強をしようにも、そもそもどんな取引スタイルなのか。大型株なのか、小型株なのか等によって戦い方が違ってきます。
そういうわけで株式投資の場合、流派がかなり細かく分かれてしまうんですよね。

そういったこともあり、最終的に私は為替(FX)の値動きで学習をしました。
為替(FX)も流派やトレードスタイルは別れますが、

・主流の通貨ペアは限られた数である
・個別株と比べて値動きのクセが少ない
・実際の取引と同じ動きをする「過去検証ソフト」や「デモ口座」で練習ができる

上記の理由でテクニカルの統計的な学習が可能だと考え、ウェブで募集しているセミナーに入って学習しました。
今ではチャート上の環境認識や、自分の中でのエントリーポイントの判断基準を明確に持つことができるようになり、初期のころと比べてかなり根拠のあるトレードができるようになりました。

為替(FX)はレバレッジも高く漠然とリスクが高いというイメージがあったのですが、資金管理をしていればそんなに危険なことにはならないのだということも勉強をする上で徐々にわかってきます。

また、基本的にどの取引商品でもある程度は規則的な値動きをするので、一度身に着けてしまえば株式投資の判断にも役立ってくれることが多いです。

あくまで体験談にはなりますが、株式投資の勉強を続けても全く成果が上がらない場合や、これ以上学習の方法がわからないという場合は参考にしてみてください。

実際に株式取引を始めるまでの流れ:まとめ

以上、今回は株式投資の初歩の初歩「実際に株式取引を始めるまでの流れ」についての解説でした。
初心者の方の何か参考になれば幸いです。

くれぐれもコツコツドカンにならないよう、トータルで利益の出るトレードをしていきましょうね。

目指せ億万長者!!